「親たちの協働保育活動」として
はじまったプレイセンター

参加するメンバーの一人一人の個性が、それぞれのプレイセンターの特徴となっていくのがプレイセンターの魅力でもあります

“ Families growing together ” という理念を実践する「遊び」と「親の学習」を活動主体としていれば、活動の方法は様々です

協会は全国の活動団体と連携してプレイセンターの普及に努めるとともに、新たにプレイセンターを立ち上げたいというさまざまなケースに対応して協力していきます

こんな人にオススメ

★子育て中の人

近くにプレイセンターのない地域の人は自分たちで立ち上げてみませんか?

プレイセンター協会から講師を派遣します。

サークルや子育て講座などで学びあった仲間など、グループが出来ていると比較的取り組みやすいです。

★子育て支援したい人

すでに地域で子育て支援をしていらっしゃる方、わが子に手がかからなくなった、仕事にひと段落ついた等、地域で子育てしている親子の手助けをしたいと考えている方々、プレイセンターを立ち上げてみませんか?

★保育園・幼稚園

ひろば事業等で地域の親子をサポートしている保育園、入園前の「保護者の親育ち」をサポートしたい幼稚園でプレイセンター方式を取り入れることも出来ます。

★行政

子育て支援事業が単なるサービスになっていませんか?

プレイセンター式「親育ち」を子育て支援の事業として取り入れてみませんか。

まなびあいと自主運営の中で親子が一緒に成長できます。

立ち上げに必要な準備

  • プレイセンターの理念をしっかり理解するために「スーパーバイザー養成講座」を 受講していただきます。 もし立ち上げるための仲間がいるなら、一緒に受講して理解を共有しましょう。
  • プレイセンターを知ってもらうための講座を地域で開催しましょう。 自治体や公民館などが主催する、市民企画の講座などがあれば利用しましょう。 当協会から講師を派遣します。保育付きにすると子育て中の人も参加しやすいでしょう。 受講者に声をかけて仲間を作りましょう。

プレイセンターの作り方

プレ・プレイセンターをやってみる

事前にイラストなどが入ったチラシを親子が来そうな場所に配布します。

公民館の保育室などを借りると玩具がそろっていますし準備が楽です。

ただ、プレイセンターの遊びにふさわしくない玩具(例:キャラクター玩具・ゲーム・参加する子どもの年齢に合わないおもちゃなど)もあるので、 事前によけてしまいます。

お絵かきや小麦ねんどなどを加えるとよいでしょう。

リーフレットを配り、子どもを遊ばせている間や、おやつの時間を使って プレイセンターの説明をしましょう。

繰り返し行っていきましょう。

プレイセンターをやれそうな場所を探しましょう

場所の例1

  • 公民館
  • 児童館
  • 地域センターなどの公共施設
  • 学校の空き教室
  • 午前中の学童保育所
  • 教会
  • 神社
  • お寺などの宗教施設

場所の例2

  • 地域の共益公会堂
  • 団地やマンションの集会室
  • 幼稚園
  • 保育園
  • シャッター商店街
  • 公園
  • プレーパーク(公共の施設は回数などに制限があるので外遊びの日を作る)

玩具はキャラクターがついていない良質なものをそろえましょう

子どもが成長して使わなくなった方から譲ってもらったり、手作りしたりしてお金をかけない工夫もしましょう。

小麦粉ねんどやお絵かき用具など手に入りやすいもののほか、布類はおままごとやごっこ遊びにも役に立ちます。

プレイセンターの運営について

場所が決まり、参加者が集まったらいよいよオープンです。名前を決めましょう。

経費を考えて会費を設定します。会場などの条件によって各プレイセンターごとに会費は異なります。

初めのうちはスーパーバイザーがやっていても、仕事は徐々に参加メンバーに手渡していきましょう。(親による運営)

ブルーテキストを使って学習会を開き、理念を共有しましょう。(親の学びあい)

学びあいの場で安全や場の管理、保険の加入などについて話し合いましょう。

連絡や話し合いの機会を丁寧に持って、積み重ねていきましょう。

団体登録しましょう

日本プレイセンター協会に団体登録いただきましたプレイセンターにつきましては、以下の項目にもとづいたサポートを当協会より受け、プレイセンターの活動をすることができます。

プレイセンターの名称について

当協会は、「プレイセンター」の称呼を以下の通り、特許庁許可のもと商標登録を行っている。従って、原則的には当協会に登録する団体以外の者が、プレイセンターの名称を名乗り活動をすることはできない。

【登録番号】 第4682691号
【登録日】 平成15年(2003)6月20日

テキストの提供について

プレイセンターでは、指導的立場の者(プレイセンターでは、スーパーバイザーと呼ぶ)と参加する親が協働しながら活動をしており、プレイセンターの活動を支えるための両輪となっている。

プレイセンターを活動するにあたっては、その質の低下を防ぐためにスーパーバイザーと参加する親のどちらもが学習をしていく。

すなわち、プレイセンターにおける学習は、活動を行っていく上で欠くことのできない中心柱のひとつということになる。

当協会は、ニュージーランド・プレイセンター連盟の許可のもと、学習用のさまざまなテキストや参考書を翻訳・開発し発行している。

当協会の団体会員になることで、当該プレイセンターは、それらのテキストを使用することができる。

総会について

総会の議決権が得られる。

団体登録をし、総会などの会議などに出席することで、知り得た知識や情報をプレイセンターの運営や学びへとつなげることができる。

日本プレイセンター協会の傘下にある各地のプレイセンターとネットワークでつながることができる。個々のプレイセンターだけでは、解決できないことや理解しにくい点なども互いの活動を比較することや交流を深めることで解決へと結びつけることができる。

講師派遣について

当協会では講師の派遣をしている。指導者向けのブラッシュアップ講座や親向けのワークショップなど各種講座を各地のプレイセンターを会場にして開講することができる。具体的には、当協会員が運営の方法なども提言しており、各プレイセンターの学びの機会を提供しているということになる。

プレイセンターを新規に立ち上げる際、もしくは新たな事業を興す際にも各プレイセンターの要望に応じて、プレイセンターのノウハウを伝授するため、講座以外においてもスタッフを派遣している。

各団体のサポートについて

各プレイセンターに専任のサポーター(当協会では、センター・サポート・パーソン、略語CSPと呼ぶ)をつけ、活動全般の相談に乗るなど、各プレイセンターの継続的な存続を支援している。

メーリングリスト(Playcentre Familiy)について

各地のプレイセンターをつなぐ、メーリングリストに加入することができる。日々の運営やセッションについて、互いの悩みや相談事を活動者のメーリングリスト(Playcentre Familiy)を通じて共有できる。つまりは、活動をするメンバーが互助的にサポートしあう機会を協会として提供している。

研修訪問について

登録団体に所属するメンバーが日本各地のプレイセンターやニュージーランドのプレイセンターへ研修に出る際には、当協会がその窓口となり、仲介役を担う。その成果としては、傘下の団体やメンバーがプレイセンターの実地研修を積む機会を獲得することができる。

各プレイセンターのご理解とご協力、積極的な活動参画があってこそ日本プレイセンター協会は成り立ちます。

双方向に支えあいながら “Families Growing Together!”